
審美歯科は見た目の美しさと良好な口腔機能を追求する最良の治療です。
全身の健康にも良い治療ですが、保険診療ではないため「興味はあるんだけど…」とお悩みになる患者様が結構おられます。
しかし、保険診療は“痛み(病気)の改善”と“食べられる・話せるなどの機能回復”が目的の治療です。治療した歯を少しでも長持ちさせたい、見た目もきれいにしたい、全身にも良い治療をしたい、と思っても定められた治療しかできない保険診療にはどうしても限界があります。
当院ではこの問題を少しでも改善したいと考え【セレック(CAD/CAMシステム)】を導入しました。
そのため敷居の高かった自費診療を比較的安価に提供できるようになりました!



セレックは医療先進国ドイツのシロナ社が開発した歯の修復物を設計・成形するCAD/CAMシステムです。
3D光学印象から設計、成形までのすべてが効率化されたコンピュータ制御によるシステムで、高品質のセラミックス材を使用したインレーやクラウンなどの審美歯科治療を短時間に、しかも比較的安価におこなうことが可能です。
美しく輝く白い歯を、身体にも安全な白い歯を安価に手に入れたいとお考えの患者様に、ベストチョイスとも言えるセレックでご満足いただける治療をお約束します。


セレックには短時間・経済的・審美性・安全性・高耐久など優れたメリットが数多くあります。
当院ではこれらのメリットを精査し、【きっと患者様に喜んでいただける】との結論に達し、セレックを導入しました。
ミリングユニット(全自動人工歯成形器)は待合室に設置しており、立方体のセラミックブロックが自動的に修復物の形状に仕上がっていく様子もご覧いただけます。
治療に関するご希望が以下の項目にひとつでも当てはまる方は、本ページをご覧の上、お気軽にご相談ください。


コンピュータ制御による効率化によって可能となったセラミックス治療【セレックシステム】の特徴をご案内します。
3D光学印象から設計、成形までのすべてが効率化されたコンピュータ制御システムのため、セレックによる治療自体は1時間程度で終えることができます。
口腔状態によっては1回の通院、1時間の治療で白く美しい歯にすることができます。
通常のセラミックス治療では歯型を精密に採取して模型を製作し、咬み合わせなどを考慮して人工歯を設計し、歯科技工所に製作を依頼します。
セレックには歯型採取や模型製作は必要ありませんし、人工歯の製作を歯科技工所に依頼することもないため、治療費を安価に設定することができます。
セレックシステムと通常のセラミックス治療
通常のセラミックス治療では歯型採取・咬合採取、人工歯の設計を歯科医院でおこない、人工歯の製作は高度な技術力を持つ歯科技工士が手間暇をかけじっくりと丁寧に仕上げます。
このような工程を踏むセラミックス治療は完璧な治療とも言えるのですが、治療期間は長くなり、治療費も高額になってしまいます。
しかしセラミックスは自然の歯に近い性質を持つとても優れた素材です。
セレックはセラミックス治療の“長い治療期間”・“高額な治療費”などの問題点を効率化によって解決した非常に優れたシステムです。
患者様の要望を優先する当院ではどちらの治療にも対応できます。

セレックシステムでは規格生産されたセラミックブロックを使用します。
微細構造の長石系セラミックが原材料で、研磨しやすく、エナメル質と同程度の対摩耗性を持ち、土台となる歯に優しい修復材料です。また、ハイレベルな半透明性によって得られる優れたカメレオン効果によって周囲の自然歯に同調しよく馴染みます。
現在までに世界中で1600万症例以上の実績を持ち、臨床追跡データでは10年後の残存率は90%を超えるゴールド並みの優れた成績を有しています。
インレー・アンレー・クラウン・ベニアなどの修復物を製作することが可能です。

非金属のセラミックスは科学的安定性が高く、電気も通さないため、生体にやさしく金属アレルギーの心配もありません。
耐熱性や耐腐食性に優れ、長期的変色がほとんど見られません。
保険診療の人工歯はレジン(プラスチック材)が主成分で半年もしないうちに変色が始まってしまいます。
金属酸化物の焼結体であるセラミックスは多結晶体の個体で本物の歯のような抜群の透明感を持ちます。
耐摩耗性を持ち自然歯とほぼ同じ硬さのため周囲の歯と同じような磨り減り方をします。
保険で作る歯のように擦り減ることがありません。


金属アレルギーは金属から溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と結合してアレルゲン(変質したタンパク質)となり、そのアレルゲンが体内の抗体と特異的に反応した時のみに発症するアレルギーです。
近年になって歯科金属アレルギーが問題視されていますが、少し前までは歯科用金属と金属アレルギーの因果関係がわかっていませんでした。また痛くなったら削って治す治療が主流でもあったため、金属を詰めたりかぶせる治療が頻繁におこなわれていました。
そのため、昔治療した金属が原因のアレルギーで苦労されている方がおられることは事実です。
- 扁平苔癬
(へんぺいたいせん) - 掌蹠膿疱症
(しょうせきのうほうしょう) - 接触性皮膚炎
- 異汗性湿疹
金属アレルギーの治療はバッチテスト(金属アレルギーのテスト)によるアレルギー反応を起こす金属の特定から始めます。金属が特定できたらその金属をすべて取り除き、セラミックスなどに置き換える治療をします。
当院ではセレックシステムによる金属アレルギーの治療をおこなっております。
金属アレルギーでお悩みの方、口腔内に詰めた金属が気になる方はお気軽にご相談ください。

セレックシステムなら短時間・経済的に美しく機能的な審美歯科治療が可能です。
長期的な変色や金属アレルギーの心配もありません。

セレックシステムのセラミックス治療は従来の治療とは全く異なります。
3D光学カメラによる3Dスキャン(光学印象)、セレックACによる3D設計、ミリングユニット(全自動人工歯成形器)による人工歯の形成など、歯科治療ではすべてにおいて斬新的なシステムです。
ここでは【セレックシステムによるセラミックス治療】の流れをご案内します。

- STEP1 口腔内3Dスキャン
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歯の治療が終わったら、セラミックス修復物を形成するために3D光学カメラで口腔内をスキャン(光学印象)します。
わずか数秒で終わる工程で、印象材による歯型採取のような不快感はありません。
症例によって歯型採取の必要な場合があります。

- STEP2 セラミックス修復物の設計
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セレックACの3D画面上で修復物を設計します。
歯の形態や噛み合わせ、咬合面の調整を、
3D画面を通してあらゆる角度からおこない、理想的な形状に設計していきます。咬合面の形状は1本1本異なり、咬み合せなど咀嚼系の機能や全身の健康に大きな影響を及ぼします。
そのため歯科修復物の製作において咬合面の再現は常に最優先の課題として扱われてきました。

- STEP3 セラミックブロックの選定
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多様な色調のセラミックブロックより患者様の歯に最適な色合いのブロックを選定します。

- STEP4 セラミックス修復物の成形
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3D設計データを基にミリングユニットで成形します。
ミリングユニットはコンピュータとリンクしており、自動的にブロックを削り出し、設計通りのセラミックス修復物を忠実に成形してくれます。

- STEP5 治療終了
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完成したセレック補綴物を口腔内にセットして治療終了です。
2歯・3歯のブリッジなど複雑な場合を除き、
STEP1~5までにかかる治療時間は1時間半程度です。